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ブランド力を上げて、
競合に勝ちましょう。

ブランドこそが企業価値です、
と力説するビジネスマンが、
カフェの横に座って、
打ち合わせをしていた。

確かに、
ブランド力を向上させて、
競合と差別化をさせることに、
反論をする人はいないだろうな、
と思いながら、
カフェでの作業が終わり、
銀座にしかない和菓子に足を運んだ。

このお店、
ネット通販も、
百貨店にも出店していない。

銀座に行かなければ、
商品が手に入らないお店だ。

つまり、
銀座に1店舗しかない。

これがブランドということか、
と改めて思い知らされた。

セオリーどおりに考えれば、
販売チャネルを増やせば、
売上も増加して、
固定コストも薄まる。

この和菓子屋の場合、
販売する量の上限は、
銀座1店舗での実販売量にキャップされるが、
無駄な広告費や、
在庫を抱えずにすむ。

わざわざ銀座に足を運ばないと手に入らない。

一見すると面倒なことだが、
これが、
ブランドだと思い知った。

強烈なブランド力があれば、
客はそれを選択する。

八方に好かれるのではなく、
”ウリ”を明確にすることで、
自らを尖らせて、
顧客に刺す。

ブランドとは、
誰かに嫌われててでも、
尖らせることだ。