渡り鳥

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在籍しているファームの某パートナーが採用者懇談会におけるスピーチでこんな一節を言っていた。
新卒と初婚は出会い頭事故
意味するところは、就職も結婚も初めての時は予想がつかない為、
出会い頭の事故のようなものだということ。
さすが、コンサルのパートナークラス。例え話が上手い。

就職を希望する学生は「働く」という経験もせずに意思決定をしなければならない。
失敗の経験をしながら成長するというトライ&エラーの概念がないのが、いまの新卒主義だろう。
だから、失敗は許されないミニマム思考となり、公務員や大手を目指す傾向になる。

いやいや、失敗もあるだろうし、間違うこともあるだろう。
だって、人生って、失敗と間違いの連続でしょ。
その都度、それに気付いて修正してきたからこそ、今の自分があるんでしょ、と。

いまでは転職が昔ほどネガティブに捉えられることは減ったが、
根強く拒否反応を示す層が一定程度いるのも事実。
なぜ、就職に関しては失敗が許容されない社会なのか。
固定化された観念に縛られて、しんどい思いを強制する社会なのか。

それは、
上の世代の連中が自身の権益を守ろうとして、解雇制度を厳格にしているからだ。
自分達の首を簡単に切られないよう雇用規制をガチガチしているから、非正規雇用が40%以上になってしまっている。
こんな不健全なヒエラルキーってどう考えてもおかしい。

健全な姿に戻すには、人はもっと流動的なるべきだ。
失敗がデフォルトで、トライ&エラーを積み重ねていくキャリア形成を良しとする社会ならば、
何度でも挑戦できる。
転職して、ブラック企業に間違って入ってしまったらすぐ辞めればいいし、
起業してVCにゲキ詰めされたり、組織が内部分裂したら解散すればいい。
そこから得た気付きを次に生かせるようにに努力すればいいだけのこと。

経験から得た自分のウリを明確にして、どこでもやっていけるような社会を構築しないと、
全体としての成長はなくなるだろう。

転職や起業がもっと増えて人材の流動化が更に進めば、より生きやすい社会になる。

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