ドバイ




営業サイドが数字をイジって利益操作しやすいのが、
在庫に関するもののという話。


■古典的な利益操作

古典的なやり方として、
決算期末に在庫を積み増したら、
利益を操作できる。

なぜか?

キーワードは、これ。
PL の BS化

利益を算出する式は、
言わずもがなで、

売上 ー 費用 = 利益


利益を操作しようとしたら、
単純に費用を減らせば、
利益が増える。

この文脈で、
費用の在庫化(PLのBS化)すれば、
利益が増えるという構図だ。


■じゃんじゃん在庫にしちゃって〜
仕入れたり、
製造にかかったお金は、

すぐに費用(製造原価や仕入原価)にならなくて、
一旦、在庫になる

ならば、
期末に在庫をじゃんじゃんと増やしたら、
どうなるか?


その分だけ、
費用の在庫化(PLのBS化)されて利益が増える。


シンプルに、
商品を多く買ったり、
製品を多く作れば、
利益は増えていく。


恣意的に在庫を増やせば、
その場しのぎ的に、
その期末の利益目標が達成できる場合がある。

あと、
涙ぐましい費用の在庫化(PLのBS化)に、
サンプル費や試作費などで費用化してたものを、
商品/製品として、
期末に在庫に戻したりすることもある。


加えて、
在庫操作が高度化すると、
標準原価を恣意的にupする手法もあるが、
原価計算チックでややこしいので割愛。



■どこが在庫操作するか
 

こういった在庫操作は、
事業部や営業部門といった利益責任単位で起こりやすい

この単位は、
期末の目標利益を達成したかどうかといった、
強烈な動機が働く。

来期以降の利益の先食いになるが、
営業サイドからしたら、
当期目標利益の達成の方が重要だから、
利益操作に誘引性がはたらく。


部門の予算管理が厳し過ぎると、
目先の目標利益達成に注力してしまう。

しかし、
在庫操作は、
あくまで利益の先食いだから、
いつかは破綻する刹那的なものだ。 


■決算書の読みポイント

売上の伸び率に対して、
在庫のそれが相関していてるかどうかをみてみると、
決算書を読む際の一助となる。


←共感したらタップ!